MIZUMOTO
FUKUOKA STAFF

1976年生まれ。2001年「FRAME PHYSICAL」のオープニングスタッフとして入社。映画「グランブルー」に感化されて始めた短髪髭面を30年ほど続けているイメチェンできない二児の父。趣味は料理と古着。

偏愛ブーツ

update: September 23, 2025

ひんやりと秋めいた空気を感じると、ブーツを引っ張り出して簡単にクリームメンテをするのが毎年の恒例行事のひとつ。夜中に一足、この行事を終えてひとりで晩酌をしつつ、濃い目の黒糖焼酎ソーダ割が四杯目に差し掛かった頃にふと頭によぎった。「これまで何足のブーツを履いてきたのか。」深夜の酩酊ということで許してもらいたいが、しょうもない疑問である。自分で企画してクロケット&ジョーンズに別注したブーツだけでも結構な足数あるはずと、とりあえず覚えている限り脳内でカウントしてみるとC&Jのブーツだけで20足近く!我ながら大した数字が出た。さらに記憶を辿ってみると、90年代半ばには「レッドウイング」にはまり、当時、全国で大人気だったレッドウイングは、買いたくても買えない物のひとつで、赤茶や黒の「アイリッシュセッター」、確かオリーブグリーンもありました。某スタイリストやキムタクの真似して「スーパーソール」も良く履いていました。あとは「ダナー」や「ラッセルモカシン」も数足あったはず。10~20代はそんな感じでしたね。それなら、これまで履いてきたブーツを全部並べたら壮観な写真が撮れるじゃん!次のブログはこれだ!とひとりで盛り上がっていたのが昨晩の話。今朝起きると、もちろん酔いは醒めてるわけで、そんなの面倒くさい。である。夜に深酒しながら考える事はだいたい実現しないものです。さて、昨晩メンテナンスを終えたのは【CONISTON2コニストン】。ここ数年の一軍ブーツのひとつです。らくちんなサイドゴアの出番が多くなりがちですが、やはり編み込みブーツには痺れる魅力があります。ブーツレースはどうしても毛羽立ちやほつれ、退色など傷みやすいので、新しいものに交換するだけでも雰囲気が一新します。シーズンの始まりはブーツレースの交換がおすすめです。