クロケット&ジョーンズは長年にわたりローファー、オックスフォード、ダービーなど、数多くのスタイルの靴やブーツを生み出してきました。その卓越したクラフツマンシップと洗練されたデザインは世界中の愛好者に支持されています。 FRAMEではクロケット&ジョーンズの中でも特に優れたモデルを厳選し、展開しています。以下が当店でご覧いただけるスタイルラインナップです。
ローファーはアメリカ発祥でモカシンに由来する人気靴型です。クロケット&ジョーンズなどのグッドイヤーウェルト製法メーカーによる最もカジュアルなスタイルで、裏地付き・なしの両方が存在します。一枚革か2パーツ構造で、基本的にストラップ付きです。フィッティングはヒールとジョイント部分が重要です。リラックス感と洗練さを兼ね備えた時代を超える一足です。
イングリッシュ・オックスフォードは最もエレガントで洗練されたクラシックシューズです。200年以上前にオックスフォード大学の学生たちから名付けられたとされています。ヴァンプの下にクォーターが縫い付けられ、クローズド・レーシング(内羽根)を採用しています。ベロは個別に縫い込まれ、甲低の足に適したフィット感を提供する英国紳士の定番フォーマルシューズです。
ダービーシューズは最も汎用性の高い靴で、フォーマルとスマートカジュアルの境界を自然に埋めます。特に「ブローグ・ダービー」はカントリーシーンでの実用性から人気を確立しました。クォーターがヴァンプの両側に縫い付けられる「オープン・レーシング(外羽根)」のデザインで、ベロはヴァンプと一体化しています。幅広で甲高の足にも適応しやすく、カジュアルからフォーマルまで活躍する万能な一足です。
モンクストラップは15世紀にアルプスの修道士によって開発され、1920年代に一般的なスタイルとして普及しました。シングルまたはダブルバックルのストラップ仕様で、クォーターがヴァンプの両側に縫い付けられる構造です。ベロはヴァンプと一体化しており、甲高の足に適していますが、靴紐がないためフィット感の調整には限界があります。フォーマルとカジュアル両方に適応する「現代のダービー」とも呼べる個性的な一足です。
ボートシューズ(デッキシューズ)は、クロケット&ジョーンズが伝統的なグッドイヤーウェルト製法と新技術を融合させて生み出したスタイルです。ローファーとダービーのハイブリッドデザインに、水平グリップパターンを備えた新開発のウェッジ・ラバーソールを搭載しています。ダブルスタックレザーのシューレースで調整可能で、ボストンやハーバードと同じフィッティングを採用した、リラックス感とフィット感を両立した夏にぴったりの一足です。
ダービーブーツは完全な裏地付きで足元をしっかり支え、高めのデザインが特徴的な実用性に優れたブーツです。ダイナイトソールやチャンキーラバーソールを採用し、タフな環境にも対応します。足首サポート機能を持ち、スピードフックとプルタブを備えた利便性の高い仕様です。コレクションで最も頑丈な総裏地付きで、寒冷地やアウトドアシーンでも活躍する無骨な存在感と機能美を兼ね備えた味わい深い一足です。
チャッカブーツはスポーツとミリタリーの両方の伝統を持つスタイルです。インサイド・アウトサイドクォーターとローカットレッグで構成され、2~3アイレットのヴァンプを採用したミニマルなデザインが特徴です。通常は裏地なしですが、裏地付きモデルも存在します。特に裏地なしのスエードチャッカブーツは最も快適とされ、その軽やかな履き心地と洗練されたデザインで、カジュアルからスマートな装いまで対応できる時代を超えた定番ブーツです。
チェルシーブーツは1800年代半ばに誕生した、サイドゴア仕様のブーツスタイル。クロケット&ジョーンズではこの伝統的なデザインを、熟練のパターンカッティングと“ブロッキング”技術によって足に沿う美しいフォルムへと昇華。着脱しやすく快適な履き心地と、幅広いスタイルに対応する万能性で、今もなお多くの人に愛され続けています。