ホワイトハウスコックスが手掛けるハンドメイドの革小物は、革の種類や配色の違いなどによっていくつかのシリーズに分かれています。その中でも、アウトサイドとインサイドをワンカラーの「ブライドルレザー」で構成されたシリーズは、WHC商品の原点であり、最もポピュラーでもあります。「ニュートン(薄茶)」、「ハバナ(濃茶)」、「レッド」、「グリーン」、「ネイビー」、「ブラック」という昔から変わることのない6色展開は、定番として今も継続されています。今回はそのブライドルレザーシリーズの数あるラインナップの中でもベストセラーアイテムをピックアップしてご紹介いたします。是非、ご覧ください。

BRIDLE LEATHER

ブライドルレザーは馬具のパーツに使用されている堅牢な革で、ホワイトハウスコックスで使用される革の中で最も代表的なものです。現在では、英国内でも本物と言えるブライドルレザーを生産しているメーカーが少なくなってきています。ホワイトハウスコックスでは創業以来、染色や仕上げなどオリジナルスペックでオーダーしたものを英国内で生産しています。ブライドルレザーに使用するロウマテリアル(原皮)は、英国をはじめ欧州で探し求めた、最高グレードのカウハイドで、強く耐久性のある革です。鞣し方は樹皮や種子などの自然のものを成分とした溶液に浸すフルベジタブル・タンニングで、数週間の時間をかけて鞣されます。十分に鞣すことで繊維を引き締められた革は、天然成分を多く配合した染料を使用して色付けを行い、革の深部にタロー(獣脂)がしっかりと浸み込むまで、ブライドルグリースを塗り込みます。この後じっくりと寝かせて、上質なブライドルレザーを完成させます。長期間使用せず保管していると、ブルームという白い粉状のものが現れることがあります。これは革の内部に浸み込ませたタロー(獣脂)が表面に浮き出てきたものでブライドルレザー特有の現象です。柔らかい布で磨くか、ブラッシングすることで再び革の中に戻ります。

S7660 3FOLD WALLET

S7532 NOTECASE with COINCASE

S7412 NAME CARD CASE

S9692 KEYCASE with RING

AGEING

ブライドルレザーは、使い始めこそ堅牢さが目立ちますが、徐々にしなやかに手に馴染みます。
使うほどに味わい深い色艶が増すエイジングの様子にも是非ご注目ください。

ITEM LIST