BLACK SUEDE
当店でも人気が高いブラックスエードシリーズに新しく3型が加わりました。「スニーカー感覚で気軽に履けて、大人なスタイルに仕上がる」ことからかねてより注目してきたスエード素材。カーフを主流としたスムースレザーが持つカチッとした生真面目な印象とは対称的に、起毛素材ならではの軽くて温かみのある風合いが、適度に肩の力を抜いた柔らかな印象を与えてくれます。これが昨今のファッションシーンで主流となりつつあるリラックス感を重視したスタイルに程良くマッチし、それでいてきちんとした大人な印象をキープ。カジュアルなスタイルを格上げし、ドレッシーなスタイルにはリラックス感を与えてくれるのがポイントです。中でもブラックスエードはかつてのフレンチアイビーブームのなごりからフランスを感じさせるマテリアルです。その雰囲気を活かしてくれるアイテムをセレクトしました。
CHELSEA14
チェルシー14はドレスシューズにも使われている「ラスト341」を採用しており、癖のないスタンダードなフォルムを持ちます。さらにアッパーのパターンを微調整することでフィット感を向上させています。丸みを帯びた小振りのエッグトゥ、コバの張り出しは控えめ、ソールは薄型でグリップ力に富んだラバー製の「シティーソール」と、ディテールの主張をさりげなく抑えつつ全体をすっきりとまとめています。サイドエラスティックは、クラシックなチェルシーに倣って「U字型」を取り入れています。ドレス、カジュアルに取り入れることができる汎用性の高さが魅力です。
GRANTHAM2
木型は「BOSTON2」と同じくラウンドトゥでコンパクトなヒールを持つ「376ラスト」を採用した「GRANTHAM2」。エプロンを縁取るステッチの主張が控えめなので、軽快で端正な印象のペニーローファーです。サドルのディテールにも違いがあり、「BOSTON2」がアメリカ顔な英国靴とすれば、「GRANTHAM2」はフレンチ顔したデザインだと言えます。今やラバーソールの定番ともなったシティーソールを採用。
FENTON
サドルにホースビットをあしらうことでエレガントに仕上げたビットローファーの新作「FENTON（フェントン）」。ペニーローファーの名品「GRANTHAM2（グランサム２）」をベースにしており、エプロンを縫製するステッチの主張が控えめなので、軽快で端正な印象が特徴です。ホースビットはシルバーカラーに類似した限りなく淡いペールゴールド仕上げで、嫌味が無く控えめな上品さが魅力です。定番「ボストン２」と同じく日本人の足型にフィットしやすい木型「３７６」と薄型ラバーソール「シティーソール」を採用しています。
Vibram Vi-Lite Sole
リラックス志向を持つ人であれば気になるポイントのひとつが「重量感」。ボリュームのあるラギッドなフォルムを持つビブラム社のラバーソール「Vibram Vi-Lite Sole」は、見た目に反した驚くほどの軽さが特徴です。このソールをラウンドトゥによるボリューミーなエプロンダービーと組み合わせることで、重厚なフォルムを持つカントリーシューズに仕上げました。足入れした瞬間に驚愕するほどの軽い履き心地は、英国靴の「重たい」印象を良い意味で裏切ってくれます。
DENVER
デンバーはボリュームのあるトゥラインを持つエプロンフロントのダービーシューズです。アッパーにはブリティッシュカントリーのムードを持つスコッチグレインレザーを、ソールには軽量化に特化した「Vibram Vi-Lite Sole」を組み合わせることで重厚感のあるフォルムでありながら、驚くほど軽い履き心地を持つカントリーシューズに仕上げています。重厚なラウンドトゥを持つ「ラスト378」は、前部のフィットには程良いゆとりがありながらもヒールカップをタイトに絞ることで後部のフィットを高めており、近年ではファッショナブルで現代的な木型として認知されています。ボリュームのあるラバーソールを持つダービーシューズの中では最軽量クラスのライトウエイトカントリーシューズを是非お試しください。
