メンズファッションにおいて、持っていて間違いのない鉄板靴のひとつとして定着した「ダークブラウンスエード」の靴。今や季節を問わず通年で使うことができる素材ですが、冬の季節には、その素朴で温かみのある風合いが際立ち、より魅力的に目に映ります。今シーズン、当店がクロケット&ジョーンズにダークブラウンスエードを使って別注したモデルは、「チェルシー12」と「ボストン2」。それぞれのスタイルに合ったラバーソールをセレクトしており、グリップの効いた履きやすさが特徴です。表革だと真面目過ぎて堅苦しくなりがちですが、スエードの温かみのある起毛感は休日靴にふさわしい柔らかな印象を与えてくれます。今回は当店の別注2型に加えてC&Jの名品番「スウォンジー」も合わせてご紹介いたします。是非、ご覧ください。
「335ラスト」をベースに踵まわりのフィットを向上させた「378ラスト」を採用したチェルシー12は、爪先に程良くボリュームを持たせたラウンドトゥのチェルシーブーツです。足元を主張するブーツのボリューム感に一役買っているのは、新しく採用されたビブラム社製ラバーソール。ワークブーツのソールのように厚みがあり、ラギッドな見た目の形状ですが、その見た目に反して驚くほど軽量です。重厚なブーツのネガティブなイメージでもあった重たい履き心地を見事に解消しています。
ボストン2は、 クロケットアンドジョーンズ不朽の名作ローファーのボストンがベースになっています。従来の木型をベースにしながら、日本人の足型にフィットしやすいように、 踵やウエストラインをややスリムなサイズ感にアレンジした「376」を採用しています。近年、新たに開発されたラバーソールの「シティ・ソール」を採用し、レザーソールのようなボリュームを抑えたシャープな見た目ながらも、しっかりとしたグリップと快適な履き心地を実現しています。
流麗なフォルムを持つフルブローグのダービーシューズです。コバの張り出しを抑えたスマートな印象と上質なスエードの質感がとても良くマッチしています。ラスト341は、丸味を帯びた小振りなエッグトウに小さめのヒールなど、全体的に細身でシャープなシルエットながら、甲の高さも充分にとり、フィット感も良く履きやすい仕上がりになっています。グリップ性に富んだダイナイトラバーソール仕様です。映画007シリーズ「スペクター」にて、ジェームズ・ボンドが着用したモデルとしても有名です。

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